家庭でできるシロアリ対策

シロアリ辞典

5章 シロアリQ&A

シロアリと温度

シロアリ知識a

 シロアリは熱帯・亜熱帯に分布する昆虫で、他の多くの昆虫と異なり、冬の低温期を「休眠」という特殊な生理状態で越冬することはありません。このため、シロアリの活動や分布は「温度」に大きく制限を受けているそうです。

<ヤマトシロアリ>
 ヤマトシロアリは6℃ぐらいで活動し、12℃を越すと活溌になるそうです。ヤマトシロアリ自身は高温に比較的強いのですが、消化管に共生している原生動物が33℃以上になると死んでしまうので、夏の高温期には地中や涼しい場所へ移動します。

<イエシロアリ>
 イエシロアリのように特殊な巣を造るものでは、巣の未発達な1年目の冬は気温の影響を直接受けますが、巣が発達してくると内部が高温になるそうで、北の方でも越冬が可能だそうです。
 シロアリの巣内は気温より常に高温で、イエシロアリの巣温は春から秋にかけての活動期は人間の体温と同じぐらいになるそうです。秋には気温の低下につれて巣温も低下しますが、春の活動を始める頃は、1週間に10度近くも急に巣温が上昇。高温になる原因は、巣内のバクテリアの代謝熱によるものと考えられています。