家庭でできるシロアリ対策

シロアリ辞典

5章 シロアリQ&A

シロアリとフェロモン

シロアリ知識b

 フェロモンとは多くは腺器官から分泌される化学物質で、シロアリの情報伝達にも用いられるそうです。ある個体がフェロモンを放出すると、他の個体はそれを食べるか嗅ぐことによって反応したりと、シロアリの社会生活に関与するフェロモンは色々のものがあるようです。

 足あと物質(道しるべフェロモン)
 シロアリには頭でたたく振動音とは別に、体を激しく動かすけいれん的な運動もあり、巣の一部が壊されたり、コロニーが乱された時の動きは特に激しく複雑に体を動かした後、腹部を床に押しつけて素早く走り去る行動があるそうです。最初の動きは他のシロアリを行動に誘いこむもので、腹部で床につけられた臭いの道に沿って他のシロアリが行動を始めるのだとか。
 ある種のシロアリでは、職蟻が湿った「のこくず」を発見するとその小片をくわえて巣に大急ぎで帰り、体を激しく動かして他のシロアリに注意を促し、最初のシロアリが帰った道を逆に通って行き、多数の職蟻がその「のこくず」に集まってくるそう。
 このシロアリの通った道が腹部から分泌される化学物質によってできているそうであり、これは腹部こある腹板腺から分泌されるもので、シロアリが腹部を床に押しつけることで貯えられていたフェロモンが流れ出す構造になっているそうです。また、足あとをつける仕事は腹板の大きな老職蟻の仕事で、若い職蟻と仕事の分担が違っているような種類のシロアリもいるそうです。